後天的な脳の器質的障害により
いったん正常に発達した知能が低下した状態をいいます
医学的には「知能」の他に
「記憶」「見当識」を含む認知の障害や
「人格変化」などを伴った症候群として定義されています
単に老化に伴って物覚えが悪くなるといった
誰にでも起きる現象は含まず
病的に能力が低下するもののみをさします…
今回は認知症症例についてのお話
本例は認知症と診断されてもなお
独居生活をされていました
ご主人は他界,子供たち他県へいっており
本当に独居という状態でした
しかし運悪く脳血管障害をおこしてしまい…
入院となりました…
その結果,記憶・注意力,空間認知も低下し
道順も分からなくなってしまった~
このままでは自宅に帰ってもお家に帰れなくなったり
お家の鍵を忘れたり火を消し忘れたり…
誰かと住んでいたら間違いなく
自宅退院できるレベルの身体状態だったのですが…
一生懸命リハビリに励みました
レベルアップされました良くなってきました
しかしながら,検査結果…
独居出来るほどのレベルにはならず…
もともとの生活がぎりぎり独居生活をされていたと思われ
やはり記憶,空間認知のレベルが改善しきらなかったのがネックでした…
あえなく施設退院となりました…
残念!!帰してあげたかった~
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